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海元寺では8月16日と1月16日の年2回、えんま祭りを行っております。この日は地獄の釜が開く日、つまり地獄もお休みの日として、私達も地獄の様子を見させて頂ける日です。えんま祭りの日には、三途の川のほとりにいらっしゃる「奪衣婆(だつえば)」に「こんにゃく」をお供えします。「奪衣婆」は三途の川を渡ってくる亡くなった方の衣服を剥ぎ取るお婆さんの姿をした鬼です。「奪衣婆」はその剥ぎ取った服を、側の木の枝にかけます。その枝のしなり具合によってその人が生前に犯した罪の重さが分かると言われています。
このように亡くなった方の衣服でも何でも取ってしまう「奪衣婆」に灰汁(あく)で固めて作る「こんにゃく」をお供えして、自分の病気の悪を取ってもらう、そういった理由から「奪衣婆」にこんにゃくをお供えするのです。古くから、特に子供の病気を治したり、母乳の出を良くしたり、下のやまいに効くと言われています。実は慈悲深い方で、博多では「こんにゃく婆さん」として古くから親しまれています。えんま祭りの日には樽一杯のこんにゃくがお供えされます。是非えんま祭りにお参りの際にはこんにゃくを持ってお参り下さいませ。

 

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  • 〒812-0035
    福岡県福岡市博多区中呉服町10−5
    TEL:092-291-4520
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    -交通案内-
    地下鉄 呉服町4番出口より徒歩6分
    西鉄バス 蓮池バス亭より徒歩3分
    西鉄バス 呉服町バス亭より徒歩5分

    -橋のたもと-
    海元寺の側、石堂橋には博多の童画家、西島伊三雄氏の書かれた海元寺の閻魔様が彫刻されています。ぜひ実物をご覧にいらして下さい。
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